港北区民の皆様へ

現在、新型コロナウイルス感染症の第8波が収束し、5月8日より感染症法上の取扱が2類相当から季節性インフルエンザと同様の5類に変更になります。といってもウイルスが、変わったわけではありません。今後も変異を繰り返して更に感染性が高くなったり、毒性が高くなったりする可能性もあります。感染力は強いが、毒性(重症化率)が低いウイルスでも、高齢者や基礎疾患をもつ人ががかかれば、重症者が増加します。神奈川県は、人口当たりの病床数が全国一少ないので、トリアージしなければならない状態が特に起こりやすい医療環境です。第3波以降より、医療崩壊が問題になりました。特に第5波では、自宅待機者の在宅死が大きな問題となりました。

現在、新型コロナウイルスに対して効果が期待されている抗ウイルス薬はありますが、特効薬は存在しません。中和療法も、大きく変異したスパイクタンパク質には効果がありません。5月から6回目のワクチン接種が高齢者や基礎疾患を持つ人を対象に始まりますが、ワクチンへの期待は感染予防というより重症化予防でしょう。最も感染しないことが一番の重症化予防という事になります。

新型コロナウイルス感染症の伝搬経路に空気感染がある可能性が徐々に分かってきました。3月13日から、マスクを付けるかどうかは個人の判断にゆだねられる事になりました。人がいない解放空間でのマスク装用は必要ありませんが、人込みや閉鎖空間では感染リスクが増えますので、マスクの装用が必要です。当然のことながら、医療機関ではまだマスクを外すことが出来ない段階です。医療機関にかかられるときは、必ずマスクを装用してください。ユニバーサルマスク、三密の回避、手指消毒や手洗いは今でも重要です。新型コロナウイルスはRNAウイルスですので、アルコールや石鹸に曝されると比較的簡単に死滅してしまいます。

港北区民の皆さん、是非、有効な感染対策を行って下さい。

濃厚接触者の方にお願いです。PCR検査を受ける場合、感染者と接触してから3日程経過してから受けてください。早すぎると偽陰性(本当は陽性なのに陰性となる)になる場合があります。また、たとえPCR検査の結果が陰性となった場合も偽陰性の場合もあるので感染者と接触した日を0日として、翌日から5日間は不要不急の外出自粛をお願いします。

セルフチェックで陽性になったが、症状が軽く、重症化のリスクが無く医療機関受診の必要性を感じない方は自主療養届出システムにご登録下さい。
https://fd70c5e2.form.kintoneapp.com/public/4c61ce134fdd6c678222db567e35d1bc6da0cabf3b2706cd6252378c36e66491

発熱や咳等の症状のある方や濃厚接触者に関すること、診療可能な医療機関の紹介等、コロナ全般に関する相談窓口は以下の通りです。

・横浜市「新型コロナウイルス感染症コールセンター(帰国者・接触者相談センター)」
TEL:045-550-5530(24時間対応:土日、祝日を含む)
・神奈川県「新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル」
TEL:0570-056774(あるいは045-285-0536)(24時間対応:土日、祝日を含む)

医師会のサービス

休日急患診療所

港北区では、港北区休日急患診療所を運営し、日曜・祝日・年末年始(12月30〜1月3日)に医師会員が交代で出動しています。

訪問看護ステーション

経験豊かな看護師がご自宅にお伺いし、主治医の指示や連携により行う看護(療養上の世話又は必要な診療の補助)です。

ケアマネジメント
ステーション

ご利用者様に合わせたケアプランの作成をいたします。

港北区在宅医療相談室

港北区の介護と医療の橋渡しを行い、地域の相談室として活動しています。

新型コロナウイルス感染症に関するご案内

ご挨拶

会長 鈴木悦朗

「地域医師会の役割は、区民の皆様の命と健康を守ることです…」

港北医療センター長 荻原泰

「港北医療センターが目指すものーより良い地域医療のために・・・」

統括管理者 染谷京子(看護師)

「すでに25年以上の蓄積を持つ訪問看護ステーション」「経験豊かなスタッフと一緒に助け合える」


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